白いスニーカーは、どんなコーディネートにも馴染む万能アイテムですが、汚れが目立ちやすいのが悩みの種。気をつけて履いていても、黄ばみ・黒ずみ・泥汚れなど、さまざまな汚れが付着してしまいます。

「気づいたら黄ばんでいた」「黒ずみが落ちない」と困っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、白いスニーカーが汚れる原因を解説し、それぞれの汚れに適した対策を紹介します。原因を知ることで、汚れを防ぎ、スニーカーを長く清潔に保つことができます!
白いスニーカーが汚れる原因とは?
白いスニーカーは、清潔感があっておしゃれですが、すぐに汚れてしまうのが難点です。黄ばみや黒ずみ、泥汚れが付きやすく、一度汚れると落としにくくなります。ここでは、白いスニーカーが汚れる原因を詳しく解説します。
どうして黄ばむのか?(紫外線・洗剤残り・経年劣化)
白いスニーカーが黄ばんでしまう原因には、主に以下の3つがあります。
1. 紫外線による黄ばみ

スニーカーの素材には、ゴムや布地、合成皮革が使われています。特にゴム部分(ソールやロゴ部分)は、紫外線を浴びることで酸化しやすく、次第に黄ばんできます。
- 直射日光を避ける(乾かすときは風通しの良い日陰で)
- 防水スプレーを使う(UVカット機能があるものを選ぶ)
とは言っても外で着用している以上紫外線を完全にシャットアウトすることはできません。
スニーカーのソールの黄ばみは紫外線による黄ばみ専用の薬剤を使用して白く戻すことが可能です。
黄ばみが気になってきたら薬剤を使用して白く戻しましょう。
2. 洗剤の残りが酸化して黄ばむ
スニーカーを洗った際に洗剤がしっかり落とし切れていないと、乾燥後に化学変化を起こして黄ばみの原因になります。特に漂白剤やアルカリ性の強い洗剤を使った場合、十分にすすがないと黄ばみやすくなります。
- 洗剤は少量にするしっかりすすぐ(2回以上すすぐのが理想)
- 乾燥前にタオルで水分を拭き取る
3. 経年劣化(素材の酸化)

スニーカーは時間が経つと、空気中の酸素や湿気と反応して自然に黄ばみが発生します。特に、長期間履かずに保管していると黄ばみやすくなります。
- 使用しないときは湿気を防ぐ(シリカゲルを入れる)
- 定期的に履いてメンテナンスする
- 汚れたらすぐにケアする
黒ずみ・泥汚れ・皮脂汚れの原因
白いスニーカーに付着する黒ずみや泥汚れ、皮脂汚れも、見た目を大きく損なう原因になります。
黒ずみの原因

白いスニーカーは、特にゴム部分や縫い目に黒ずみが溜まりやすいです。
- アスファルトや道路の汚れが付着(歩行時の摩擦)
- スニーカーの布地にホコリや油が染み込む
- 手で触ることで皮脂汚れが蓄積
- 帰宅後、乾いた布やブラシで汚れを落とす習慣をつける
- 定期的に防水スプレーを使用し、汚れをつきにくくする
2. 泥汚れの原因
雨の日や公園、アウトドアなどで履くと、泥汚れが付きやすくなります。乾燥すると繊維の奥まで入り込み、落としにくくなります。
- 泥は乾かしてからブラッシングして落とす(濡れたままこすると奥に入り込む)
- 中性洗剤や専用クリーナーで洗う
3.皮脂汚れの原因
靴の内側や履き口周りには、汗や皮脂汚れが溜まりやすく、黒ずみや黄ばみの原因になります。長く履き続けると、臭いの原因にもなります。
- インソールを定期的に洗う or 交換する
- 重曹を使って消臭&汚れを分解
白いスニーカーの基本の洗い方(手洗い編)
白いスニーカーは汚れが目立ちやすいため、正しい洗い方を知ることで清潔に保つことができます。特に、手洗いはスニーカーに優しく、型崩れしにくいためおすすめです。ここでは、白いスニーカーを手洗いする際の手順とポイントを詳しく解説します。
用意するもの
手洗いに必要な道具を準備しましょう。筆者が今まで色々試してきた中で使っていて失敗することが少なく使い勝手が良かったアイテムをご紹介します!
洗剤類
ジェイソンマーク「シュークリーナー」
スニーカーシャンプーとも呼ばれるスニーカー用の洗剤です。
似たような洗剤は色々ありますが個人的にはジェイソンマークが1番使い勝手が良く気に入っています。

白いスニーカー、革、キャンバス素材、なんでもOK!
本当に汚れがよく落ちるんです!
少々お値段はお高いのですが、長持ちするのでコスパはいいです。
ジェイソンマークについてはこちらの記事でも紹介しています!

スニーカークリーナー
スニーカーのアウトソールの汚れを落とす消しゴムのようなクリーナーです。
これもスニーカー好きなら必須アイテムと言えるでしょう、
スニーカー用をひとつ持っておくと重宝しますよ!
種類は色々ありますがフィーリングで選んでみてもOK
道具
シューズ用のブラシ
靴の内側やソールを磨く際に硬めのブラシがあると便利です。
洗い方の手順【準備】
靴ひも・インソールを外す

スニーカーを洗う前に、靴ひもとインソールを取り外しましょう。これにより、汚れが隅々まで落ちやすくなります。
インソールは両面テープて貼り付いているので、剥がれにくい場合はドライヤーで温めると剥がしやすくなります。
ブラシで靴の表面と内側のゴミや汚れを落とす

乾いた状態のスニーカーにブラシや布を使って、埃やゴミ、泥を払い落とします。

このひと手間で、洗剤の泡立ちが良くなり、汚れがしっかり落ちます。
ぬるま湯を用意する

ぬるま湯を軽く張った風呂桶とジェイソンマーク「シューケアキット」を用意します。
(素材を傷つけずに洗濯の効果を高めるためにはぬるま湯がおすすめです。)
お湯と冷たい水を混ぜて40〜60℃程度のぬるま湯を作ってください。
洗い方の手順【靴底の汚れを取る】
まずは一番汚れている靴底をきれいにします。
濡らしたブラシで靴底を磨く
まずは軽く濡らしたかためのブラシで靴底を磨きます。
泥などが流れてきたら古布などで適宜拭き取ります。

泡立てば汚れは取れるので洗剤の量は少しでも構いません。
石鹸を靴底にこすりつける
次に靴底に石鹸をこすりつけます。筆者は靴底にはウタマロ石鹸を使用します。
再度ブラッシングと拭き取りを行う
軽く濡らしたかためのブラシで石鹸を泡立たせるように再度ブラッシングします。汚れた泡は古布などで適宜拭き取ります
細かい所の汚れが気になる場合
今回紹介しているブラシは持ち手側にかたくて細いブラシがついています。細かいところに入り込んだ汚れはこのブラシで取り除きましょう。さらに細かい汚れが気になるなら、つまようじなども有効です。
洗い方の手順【靴の表面と内側の汚れを取る】
靴底がきれいになったらスニーカーの表面と内側の汚れを取ります。
濡らしたブラシに洗剤を数的垂らす
ぬるま湯にジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」を浸して水分を含ませたら軽く水気を切ります。

ジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」の上からプレミアムシュークリーナーを数滴垂らします。最低限泡立てば汚れは取れるので洗剤の量は少しでも構いません。

泡立てば汚れは取れるので洗剤の量は少しでも構いません。
洗剤を泡立たせながらスニーカーのブラッシングと拭き取りを行う
ブラシをしゃかしゃかと動かして洗剤を泡立たせながらスニーカー全体をブラッシングしていきます。

水分がスニーカーに染み込んでしまうと素材によくないのでこまめに古布で汚れた泡を拭き取りつつさらにブラッシングしていきます。

ブラッシングと拭き取りの工程はスニーカーの汚れに合わせて数回行っても構いません。
同様のブラッシングと拭き取りを靴の内側でも行う
靴の内側も外側と同様に泡立たせながら磨きます。汚れた泡は適宜拭き取りましょう。
風通しの良い日陰で乾かす

洗ったスニーカーは風通しの良い日陰で自然乾燥します。

日向で干すと黄ばみの原因になります
基本的に水は少量で汚れた泡などは拭き取っていたため、靴はあまり濡れていないはずです。
洗い方の手順【仕上げ】
濡れていた靴が乾いたら仕上げに入ります。
つま先などに定着した汚れはブラッシングではなかなか落ちません。
消しゴムのようなスニーカー用のクリーナーを使いましょう。消しゴムと同じ要領でゴシゴシと削っていきます。
靴とは別に洗っていた靴紐を通して結びます。
靴紐の汚れがあまり取れなかった場合は新しい靴紐を購入するのもおすすめです。
足裏の汗が原因でできるインソールの黒ずみは洗濯で完璧に除去することは難しいものです。
別売りの高機能なインソールに交換することで履き心地なども段違いによくなるのでおすすめです。

おすすめはニューバランスのインソール!
クッション性、蒸れ防止などの機能が豊富で歩きやすさが格段に上がります。
しっかり洗ってもどうしても落ちない黒ずみや黄ばみが残ってしまった場合は塗料を使ってリタッチすることも可能です。

最後に防水スプレーを吹きかけて20分程度乾燥します。
防水スプレーは防水だけでなく防汚効果も期待できるので絶対おすすめです。2ヶ月程度で効果が落ちてきます。
完成!

白いスニーカーがきれいに蘇りました!
ビフォーアフターで比べると一目瞭然です!
白いスニーカーの洗い方に関するよくある質問
- 白いスニーカー 何で洗う?
-
白いスニーカーは丸洗いせず、靴専用の洗剤を使い部分洗いが基本です。黄ばみ・黒ずみ・泥汚れなど汚れの原因を見極め、適した洗い方を選びましょう。強い洗剤やゴシゴシ洗いは生地を傷めるので注意しましょう。
- 白いスニーカーを真っ白にするにはどうしたらいいですか?
-
白いスニーカーを真っ白にするには、靴専用の洗剤で洗い、黄ばみにはヴァイオレットブライトを使用するのが効果的です。どうしても落ちない黒ずみには靴用の塗料を使ってリタッチすることも可能です。
まとめ
白いスニーカーを手洗いする際は、スニーカー専用の道具を使い、優しく洗うことがポイントです。また、黄ばみや黒ずみなどの汚れに合わせて適切な洗い方や補修方法を選択することも大事です。

しっかり道具や洗い方を選択することでスニーカーを白く戻すことは可能です!
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