ドクターベックマン「ステインデビルズ」クレヨン＆ボールペン汚れを撃退する方法

お気に入りの白Tシャツにボールペンやクレヨンのインクが付いた瞬間、諦めモードになった経験はありませんか？
そんな時に頼りになるのが、原因別に処方設計されたシミ抜き剤 「ドクターベックマン ステインデビルズ5 ボールペン／クレヨン用」 です。今回は実際に綿100％Tシャツへ複数の筆記具で汚れを付けて検証。使い方、落ちた／落ちなかったシミ、リアルな口コミまで徹底的に解説します。

ステインデビルズとは？原因別に選べるドイツ発シミ抜きシリーズ

ドクターベックマンの「ステインデビルズ」シリーズは、シミの原因物質ごとに処方が異なる点が最大の特徴。現在、日本で入手できるのは全6種類で、油汚れ用、血液用、カレー用など幅広い種類の汚れまで網羅しています。

商品	ドクターベックマン ステインデビルズ1	ドクターベックマン ステインデビルズ2	ドクターベックマン ステインデビルズ3	ドクターベックマン ステインデビルズ4	ドクターベックマン ステインデビルズ5	ドクターベックマン ステインデビルズ6
種類	血液/ミルク/アイスクリーム/卵用	コーヒー/赤ワイン用	食用油/トマトソース/カレー/醤油用	口紅/ファンデ/泥汚れ用	ボールペン/クレヨン用	機械油/ペンキ用
落とせる汚れの種類	血液、精液、グリース、乳製品（ミルク、チーズ、ヨーグルト、アイスクリーム、生クリーム、練乳）、卵、卵料理、カスタード、でんぷん	赤ワイン、コーヒー、紅茶、ココア、麦茶、ウーロン茶、緑茶、ジュース（ニンジン含む）、果汁（イチゴ/ ブルーベリーなど）、炭酸飲料、野菜、ベビーフード、酢、白カビ、カビ、ニコチン、香水、ヨード、汗、尿、黄ばみ、鳥のフン	カレー、バター、パスタソース、トマトソース（ケチャップ）、マヨネーズ、ソース、醤油、ラー油、ドレッシング、焼き肉のたれ、スパイス、マスタード、梅肉、チョコレート、ラード	ファンデーション、アイシャドー、口紅、マスカラ、ほお紅、ボディーローション、軟膏、歯磨き粉、花粉、草汁、泥、粘土、水彩絵の具	ボールペン 、水性インク 、 サインペン 、 フェルトペン 、 蛍光ペン 、 鉛筆 、 クレヨン 、 水性インクパッド 、日本酒 、 スピリッツ 、ブランデー 、 ウィスキー 、 ビール(ラガー含む) 、 制汗剤	機械油、潤滑油、グリース、ペンキ、ワックス、ワセリン、タール、松やに、ろうそくのロウ、のり、修正液、油絵の具、靴クリーム、チューイングガム、炭汚れ
成分	弱アルカリ性	酸素系漂白剤、 弱アルカリ性	弱アルカリ性	弱アルカリ性	弱アルカリ性	弱アルカリ性
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ステインデビルズ5 ボールペン／クレヨン用の特徴

対応する主なシミ	ボールペン、クレヨン、蛍光ペン、鉛筆、口紅、リップクリーム、ビール など
主成分	界面活性剤（6%、C13 アルコールエトキシレート）、溶剤（アルコール類）、キレート剤、アルカリ剤
容量	50 mL

使えない素材

ステインデビルズ5 ボールペン／クレヨン用は和服、皮革製品(スウェードを含む)、アセテート、レーヨン、水で色落ちするもの、水で輪ジミになるものには使えません。

ステインデビルズ5 ボールペン／クレヨン用の使い方

今回は綿100％のTシャツにボールペン、クレヨン、蛍光ペン、油性ペンを使って汚れを作ってステインデビルズ5 ボールペン／クレヨン用のシミ抜きの実験をしてみます。

４種類のペン汚れでシミ抜きした結果

ボールペン	汚れは ほぼ消えた
クレヨン	汚れは ほぼ消えた
蛍光ペン	汚れの濃さによっては落ちない または少しシミが残る
油性ペン	濃い汚れはわずかに薄まる程度で ほぼ落ちなかった

ボールペン、クレヨンの汚れは跡形もなく綺麗に落ちました。インクの種類などによっては落ちにくいこともあると思いますが、基本的なボールペンとクレヨンならシミ抜きできるでしょう。
蛍光ペンは濃い汚れで試してみたところ少しだけ残ってしまいました。かすれた程度の汚れならしっかり落ちるかもしれません。
油性ペンの汚れは少し薄まる程度でほとんど落ちませんでした。

落ちない時は？プロのクリーニングという選択肢も

シミ抜き剤にも得意、不得意があるため、注意が必要です。変色リスクのある高級素材、広範囲インク汚れは宅配クリーニングに依頼するのもおすすめです。

まとめ

ボールペンやクレヨンのインク汚れなら 「ステインデビルズ5（ボールペン／クレヨン用）」 が最も手軽で確実な選択肢です。油性・水性ボールペンの線も、クレヨンの油分も短時間で分解・乳化してほぼ消し去るパワーは、一般的な酸素系漂白剤よりはるかに高い効果を実感できます。
一方、蛍光ペンは色残りが出やすく、油性マーカーは処理を重ねても完全には落ちにくいので、「万能」ではなく“得意分野に絞った専門薬” と割り切るのがポイント。溶剤に弱い化学繊維やコーティング素材は変色リスクがあるため、必ず目立たない場所でプレテストを行いましょう。

もし 「どうしても落ちない」「素材が高級で怖い」 というケースでは、宅配クリーニングなどプロのシミ抜きサービスを検討するのが安全です。

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